book,music,cinema…

いよいよ来週だね!AQFF

2007年に開催されたAQFF(そのときのレビュー1、2、3)。 会場でオーガナイザーさんが「2年に一回やる予定です」とおっしゃっていたので、ネットなどをチェックしつつ心待ちにしていました。第1回が春だったもんで、勝手に春かなと思ってたら、今年…

『語り得ぬもの:村上春樹の女性(レズビアン)表象』

ついったーのTL中で触れられてて、面白そうだなと思い読んでみたよ。 わたしはいわゆる「ハルキスト」ではないけれど、村上春樹の作品の9割ぐらいは読んでます。 ※以下「ノルウェイの森」と「スプートニクの恋人」の内容に触れています。未読の方はご注意く…

越境すること トランスもしくはハイブリット

ここのところ、境界線について考えている。 「あっち」と「こっち」に境界線を引く。 ごちゃごちゃに混ざってしまわないように。 どこになにがあるか分かんないと不便だから。 誰にとって不便なのか? まあ、所有者とか管理者とか、支配者とかだよ、多分。 …

シェルブールの雨傘

先月の初めに、仕事でガチガチになった頭をほぐそうと観に行った。 だいたいのストーリーは知っていたんだけれど… 想像とはだいぶ違ってました。日本でメロドラマっていうとさ、勧善懲悪っていうか、善人と悪人がくっきり別れてます、みたいな人物造形が多い…

 聖なる夜に

昨日は、本当は遊びに行くはずだったんだけれど、どうしても仕事が片付かなくて11時過ぎまで仕事場にこもっておりました。「ちきしょー。遊びに行きたかったぜー。」ってな感じで、気持ちが塞いでいたのですが、こちらの↓マンガを読んで笑いに笑ったら、すげ…

 『愛すべき娘たち』 よしながふみ

わたしは、今、恋をしていて、それも大変久しぶりなので、いろいろ動揺することも多くて、楽しいのだけれど、こころが「今まで使っていなかった筋肉を急に使い出したので、筋肉痛になりましたー」みたいになっています。 これまでのレンアイでは、「お付き合…

 『愛のうた、パリ Love Songs』 (2007 フランス)

19日、仕事の片付けもそこそこに、スパイラルへ。このプログラム、上映開始時間は21:00。 彼女、その時間には布団に入り寝てしまう人なので、この日はヘテロ妹と一緒に出掛けた。映画祭はやっぱスパイラルだなあ。フェスティボーな雰囲気と、久しぶりの…

 『彷徨う花たち Drifting Flowers』 (2008 台湾)

先々週の日曜日、彼女とL&G映画祭@新宿バルト9へ出掛けた。この日観たのは台湾の『彷徨う花たち』。3話構成で、それぞれの物語が時間軸を越えて交差する。1話目は8歳の女の子の淡い恋心のお話。歳の離れた姉の恋人(ボーイッシュな女子)に恋をする…

 Desperate

久しぶりにNeloriesを聴く。 今日は暇なので、職場で大音量で聴いている。 Desperate is the word that can describe how I feel Desperate is the word that reminds me of those hard days Desperate is the word that I've always hated so much Desperat…

 『愛してるなんていうわけないだろ』 角田光代 著

さっそくノロケますよ。先週末にした彼女との初デート(もちろん付き合うとかそんな話はまだしてない)は、天然な彼女の名台詞&名シーン炸裂で(そのうちご披露するかもしれないけど)、文句なしに今までにしたデート・ベスト1でした。あー、デートってな…

 『TOPLESS トップレス』を観てきました

昨日の夜、 こちらのブログに ”これはリアルレズビアンに見てほしい!” と大文字で書いてあったので、リアルレズの使命として映画 『TOPLESS トップレス』を観てきました。 これから見ようという人のためにネタばれなことは避けたいと思いますが、ざっとあら…

 枯れない性欲

今『性という「饗宴」―対話篇 (伏見 憲明 著)』を読んでます。 この本は、過去に複数の媒体に発表された、著者の伏見さんとさまざまな方たちとの対談&鼎談集のアンソロジー。昨日読んでいてショックを受けたのが、老人の性生活について語られたパート。 …

 松浦理英子の新作

『犬身』が出ましたね。 最近は仕事以外の本はなるだけ図書館で借りて読むようにしてます。なもんで、今回もさっそくインターネットで予約を。そうしたら、な、何と「あなたは36番目です」の表示が!気が遠くなりましたが、松浦理英子の読者がそんなにいる…

 東京国際L&G映画祭2007 感想その3

16(月)11:20〜上映の「夢見る魔女たち ガールズ短編集」を見た。 ※もう見終わって1週間経ってるので、「今更・・・」感が濃厚ですが、一応ね。『強盗だ、手を上げろ!』 主人公の突き抜けた間抜けっぷり故のかわいさ加減は、おばかキャラ好きの私と…

 東京国際L&G映画祭2007 感想その2

15日(日)16:45〜上映の「NYカンタービレ」を見た。一応、ざっとあらすじを紹介。 ※私的解釈です。ちゃんとしたのはHP参照してね。 付き合って9ヶ月経つ彼女に突然別れを告げられる自称作家(だって仕事しているとこ出てこないんだもん)の主人公は、傷…

東京国際L&G映画祭2007 感想その1

14日(土)21:00〜上映の「TATTOO -刺青-」を見てきました。ざっくりあらすじを申しますと 刺青の店を営んでいる竹子と、刺青を彫って欲しいと店にやってきたネットアイドル小緑の恋物語を軸に、刺青、ネット上の仮想アイドル稼業(その内実は性風俗業…

 AQFF感想その3

「分かち合う愛 」の感想映画祭の会期中、行ける日がこの日(15日の昼)だけだったので見ることにしたのだけれど、ポリガミーという関係性について、このところ思考を巡らせている私としては、出会うべくして出会う作品だったのかなと思った。タイトルの「…

 AQFF感想その2

ジャパン・クイア・インディーズの2作品目、「No time No place」の感想上映後のティーチインで「えー、主催者二人の作品を上映させていただくという、映画祭の私物化のようなことは今回限りですので、お許しください(笑)」と大石監督は切り出しましたが、そ…

 AQFF感想その1

久しぶりだよぉー、こういう場所に出掛けるの! ってことで、楽しみにしていたAQFF(アジアン・クイア・フィルム・フェスティバル)に行ってきました。 見たのは、15日(日) 「ジャパン・クイア・インディーズ 」と「分かち合う愛 」。 当日は天気も良くて…

 「トランスジェンダー・フェミニズム」 田中 玲 著

トランスジェンダーとフェミニズム、この二つが組み合わさると、どうなると思います?私は戸籍上&生物学的に女。男になりたいと思ったことはありません。 ですので、トランス指向の方とセクシュアルマイノリティのコミュニティで出会うことはあっても、「ト…

 「おめでとう」 川上弘美 著

まずは、川上センセイ芸術選奨文部科学大臣賞受賞おめでとうございます。というわけで、「おめでとう」つながりで、「おめでとう」を紹介したい。「おめでとう」には、十二編の物語が収録されているのだけれど、冒頭の「いまだ覚めず」は女性どうしの恋愛物…

 I'm here!のサイン―こんなのもあるのねー

以前に書いた、I'm here!のサインへコメント*1をつけてくれたぽーさんが、親切にも映像と歌詞を教えてくれました。「おれってドジ〜♪好きになった彼女はレズビアン。だって袖口にピンクトライアングル〜♪」 という、男の子目線の歌ですが、切ない青春ソング…

 Gyaoで「胡蝶」を見た!

レズビアンに関するニュース、映画などを情報発信するブログレズビアン!NEWSさんで、2005年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭、関西クィアフィルムフェスティバルで上映された「胡蝶」がGyaoで無料配信されていることを知り、どんなもんかと見てみました(3…