月末日記 vol.9


月末日記を書くのは去年の十月以来か。


苦手な課題に取り組んだものの、自分の考えていたよりも己の技術が拙くて遅々として進まず、苦手を克服出来ない期間が長く続いた。

一昨年の六月、抑うつ傾向にあるなあと自覚して以後、抑うつ傾向は徐々に募っていって、「このままではいけない」と奮起したのが昨年の十月であったのだが、今振り返ってみるとその判断は適切じゃなかったように思う。

気力がどんどんと失われてゆくのに、タスクをいつも以上に積み上げることでなんとかしようとしていた。

やるべきことを書き出して期限も区切って作業していたので、通常の精神状態の時よりも仕事にまつわる作業は捗るけれども、無力感は増していく一方だった。

それがこの五月、GWで休んだのがいけなかったか、緊張の糸が途切れるというより伸びきったようになり、これまでやれていたことがやれなくなっていき、人と会うことがとても億劫になった。

苦手な課題を克服するまでは、この状態は続くんだろうなあと思う。

出来るようにするしかない。



この数ヶ月間、読んで特に印象深かった本

『尼のような子』 少年アヤ著

尼のような子

尼のような子


『セラピスト』 最相葉月

セラピスト

セラピスト