十月の朝顔

今朝、妹に「ベランダ見てみて」と声を掛けられた。
そこには、朝顔が一輪ひっそりと咲いていた。

Y師匠から朝顔の種をいただいた時、種が入っていた小さい壺へ、実った新たな種を詰め直してからだいぶ経つというのに。


「まだね、葉っぱが緑色だったから、毎日水をあげていたの」
そう、妹は言った。

「もう一輪咲きそうな蕾があるよ、ほら、その左」
ほんとだ。

十月の朝顔は、色も淡く儚げだけれど、やわらかく咲いている。

ちょっと心を動かされました。

今日も仕事がんばろう。


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