何をやっても楽しめない
私はスーパー・ネガティブ・シンキングな人間である。
細かいことをぐだぐだといつまでも気にしてしまう。
「あー、あんなこと言わなければよかった」とか「あそこでは、むしろこう返すべきだったんじゃないだろうか・・・」とか、たとえ楽しい時間を過ごしたとしても、帰ってきて一人反省会をせずにはいられない。
加えて、小さい頃は無駄に記憶力がよかったので余計にやっかいだった。
20代の頃に脳みそのお薬を数年間服用してから以降は、記憶力が半分ぐらいになったおかげで(不自由することもあるけれど)だいぶ楽になった。
なので、子供の時分から友達と遊ぶということが不得意だった。
みんなが楽しそうにしているのを見ているのは好きなんだけれど、自分自身はいまひとつ楽しめないのだ。
楽しんでいないことがみんなにばれないように(そういう人がいると場がしらけるから)、気を遣いまくっていた。
社交の一環として遊びに参加はするけれど、家で本を読んだり粘土をいじったりしているほうが数倍楽しかった。
私はお酒が大好きなので*1、大人になって飲み会という社交の場を手に入れてから楽しみは増えたのだけれど、基本的な性向はあんまし変わっていない。
だいたい、何をやっても上手く楽しめない。
楽しむのが下手なんである。
・・・で
昨日は彼女との2回目のデートだったんですが、彼女はなんかもう本当に楽しむのが上手。
見ていて惚れ惚れするほど。
自己陶酔する姿がキモイとかどん引きするとか噂のカラオケも、あれは一種の才能だと思った。
いや、面白かったですよ。
確かにちょっと変わってるけど。
彼女と一緒にいると、楽しまないと損だなーと開き直れた。
余計なことを深読みしたりせず*2素直に楽しんで、じんわりと親密感が高まっていく感じが心地よい。
私のかなり錆びついてしまっている楽しみの回路がちょっとずつ彼女によって開かれていく感じです。
※しばらくはノロケが続きますので、どうかご容赦を。