「ポリガミー指向」の可能性 その2
現在、お付き合いしている人はいません・・・
好きな人もおりません・・・
気になっている人すらおりません・・・
なんせ、仕事ばっかりしているもので。
んじゃ、なんで「ポリガミー指向」の可能性なんてことを考えたのかといいますと、今の自分が「たまたま恋愛していないだけ」ではなく「恋愛に発展するような関係性を作ることを避けている」節がある疑惑が浮上したからです。
つい最近まで、マジで「このまま仕事だけでもいいかなー」と思い始めてました。
でもそれは「きれいごと」であることが分かるようなハプニングがあり(これは内緒)、自分はやっぱり「恋愛したい」と望んでいることが見えてきました。
今後出会うハニーとは楽しい関係を作りたいので、今まで感じていた違和感を在庫一掃セールとばかりに吐き出してしまいたい、そう思いました。
モノガミーの関係性にしっくりこない感じは以前から感じていました。
今まで浮気はしたことがないですし、付き合っている間に他の人を好きになったこともありません。それはこれからも変わらないと思います。しかし、相手に不満がある訳ではないのに、だんだんと窮屈な感じがしてきてしまう。それは、何故か?
こういうと怪訝な顔をされることが多いですが、私は恋人も友人も、大切だと思う人へ向ける感情の質にあまり差がないようです。
「恋愛感情と友情は別じゃん!」と言われますが、思いの強さや、親密感の度合が違うだけで質的にはあまり変わりません。
「だって、友達とセックスしないでしょ?」と言い返されますが、「しないけれど、したくない訳ではない。」というのが正直な気持ちです。
まったくそういう気持ちにならない友人もいれば(もちろんこちらが多いですが)、性的な関係を持つのもアリだなあと思える友人もいるわけです。
だいたいこの辺で「変態!」的目線が返ってくるので、「まっ、しないけどね」とお茶を濁して話はおしまいにします。
この「もっと親しくなりたいなー(性愛的なことも含む)」という感情を彼女以外の人に抱いてはいけないという自己規制が、お付き合いしている間かかりまくってしまい(彼女がいないときも親密になりたい感情は抑えるようになってしまい)、どうやらそれが息苦しいようだと、今回「ポリガミー指向」の可能性という視点を得て見えてきました。
「ポリガミー」ではなく「ポリガミー指向」とあえて表現したのは、いまのところ複数の人と親密な関係を持とうという気持ちがないからです(というか人間の器が小さいので無理)。
そのへん、受け入れがたいという人も中には(というか大多数)いると思うのですが、そういう方とお付き合いするのは多分難しいだろうなあと思います。
恋愛の間口を大きく狭めてしまうような気がしなくもないですが、仕方ないです。
相手がポリガミー指向に対し「Yes」か「No」か恋する時には分からないので、「No」だった場合、「片思いするしかないねー」とヘテロ妹には諭されました(笑)。
※「ポリガミーってなに?」という方はインターネットで「ポリガミー」で検索してみてください。
様々な論考がざくざく出てきます。親切なサイトでは参考文献の紹介もされてます。
言葉の定義、概念の位置づけは文脈によっても変わってきますし、話者によっても解釈が様々です。
そのあたりを踏まえつつ、ご参考までにイダヒロユキさんの『「ジェンダー概念の整理」の進展と課題』の概念の整理の項から引用しておきます。
モノガミー
1対1の関係に限る付き合い方(をする人)。貞操の義務があるとの意識あり。
ノンモノガミー
「1対1の関係を優先するモノガミー」ではない付き合い方(をする人)。
ポリガミー
複数の人と恋愛的・性的関係を持つ(ことができる)という付き合い方(をする人)