ゲイの叔父さん、ゲイの叔母さん

ブログ  Nurekobuta with her girl  さんの、2007.03.08 Thursday のエントリー「gay uncles and unmarried daughters」を読んで、どこの家庭にもいる「ゲイの叔父さん(叔母さん)」的存在って、いいなあと思った。

ちょっとオシャレだったり、いろんなこと知ってたり、少し高価な大人びた物をプレゼントしてくれたりする(不可分所得が多いので可能)存在。

私が子供だったら、ちょっと親ともめたりした時なんかに遊びに行って、かっちょいい音楽とか聴かしてもらって帰って来たいなあ・・・そんな妄想をした。

んで、実際の自分ちの親戚&家族構成はどうか考えてみた。

うちの親戚には、レズな私の他に太郎君(仮名、37歳)という私と妹が「絶対にゲイだよ」と密かに思っている従兄弟がいる。

太郎君の母親曰く、太郎君は結婚の予定はなく、大学時代のサークルで一緒だった大親友と今でもとっても仲が良くて、お盆とお正月は彼の住む北陸で毎年毎年、家族とも過ごさずに大親友の彼と過ごすのだそうだ。

ねっ、怪しいでしょ。

太郎君とはもう十年以上会っていないけれど、従兄弟の中で一番素直で礼儀正しい、お茶目な男の子だった。

元気かなあ。

もし、日本が「ゲイの叔父さん」的ポジションを寛容するような社会であったら、彼は親戚の子供たちにとって、優しい良い叔父さんとして振舞うのではないか?と想像してしまう。


私はと言えば、いとこ達の子供達からしてみたら、なぜか結婚していないけどお年玉をくれるのでOK!なオバサンと思われてるのだろう(可愛い子供たちは、オバサンに気を遣ってお姉さん扱いしてくれてます。ちゃんづけで呼んでくれるし。)。

女の場合、「もしやレズ?」という目より、行き遅れちまったんだねえ・・・的な同情目線を浴びることが多いだろう。わが姉妹も、30も半ばを過ぎた&過ぎようとしているのに、お正月に酔っ払った親戚の叔父さんから、「真剣に男を探していない!」とか「いつになったら旦那を連れて帰るんだ!」と説教をくらってしまうことがまだあるのだ(もういい加減にしてほしいよ)。

もうね、去年妹はマジ切れして「あの叔父さんとは来年(のお正月)には口利いてやらない‼」と怒ってた(実際今年はその叔父さんに近寄らなかった)。

結婚以外の関係、ヘテロ以外の恋愛の在り方が、理解されずとも受け入れられる環境っていいよなあと、改めて考えさせられました。

今の自分に何がどこまでできるかな?とかね。