コミュニティーから遠く離れて

去年の夏に、こんな文章を書きました。

コミュニティーから遠く離れて


夏は、映画祭ありパレードありのL&Gにとってはハイシーズンです。
特にこの2つのイベントは私にとって絶対外せないものだったし、仕事も前もってやりくりして参加していました。
しかし、この2、3年は仕事を優先させるようになってしまいました。

私と同年代(30代後半)の皆さんはいかがですか?

この季節になると「なぜ、私はイベントや2丁目に出掛けなくなったのか?」を考えてしまいます。

以前は、若さゆえの恋愛願望がかなり行動力の源になっていたでしょうし、それにも増してセクシュアリティーのことを隠さず嘘もつかず話せる場所や仲間が欲しかったし、切実に求めていたんですねぇ、あの頃は(遠い目・・・)。

かつての私は、セクシュアリティーに関しオープンになれないことが苦痛だったし、解放できる場所が必要だったんだなあと思います。

「仕事が忙しく、休みが取れない」のは事実です。
でも、それだけが出かけない理由なんだろうか?と考えてみます。

より正確に言うと「仕事が面白い。仕事をしていたい」に変化したというのがひとつ。
さらに「コミュニティーに出かけても楽しめない」と最近感じるようになっていることがあります。
口の悪い人は「カワイイ子がいない」とか「ブスしかいない」とかよく言いますが、
要は「もっと話したいと思うような魅力的な人と出会えない」ということでしょう。

そうなんです。時間をやりくりして出かけたのに「つまんなかったな・・・仕事してればよかったな」と思うことが何回か続くとだんだん出かけるのが億劫になってしまうのです。

現在は東京に住んでいながら、ゲイフレンドリーな場所に出かけたりってことは、ほとんどなくなってしまいました(1年に1回ぐらい2丁目に行っていたけど、今年はそれもなくなった)。

「かつての私にとっての○○(以前参加していたサークル)のように寛げる場所が、身近にあったらなぁ」と心のどこかで求めていることも、また事実なのですが・・・

もう少し仕事が落ち着いたら、行動してみようかな。

去年に増して仕事の忙しさに拍車がかかり、なおかつ楽しさも倍増中で、さらにコミュニティーから遠く離れそうな今日この頃です。

でも、最近思うのです。

「これは恋愛から逃げているのではないか?」と。

ここらあたりで、その辺のところを見つめなおしてみよう、小さくてもよいから何か行動を起こしてみようと。

とっかかりとして、このブログで日々感じたこと、考えたこと、行動したことを書いてみたいと思います。