マトローシュカ的

ビアンさんたちの、どのくらいの数がモノガミー指向なんだろうか?
9割ぐらい? もっとかな?

私が今までに出会ったノンモノガミーの人のセクシュアリティーは、バイセクシュアルやパンセクシュアルだった。
レズビアンはいなかったな。
たまたまなんだろうか・・・

例えばモノガミーさんからされるこんなクエスチョン・・・

「まだ、本当に好きな人に出会ってないだけなんじゃない?」
これはヘテロさんからなされる「まだ、男のよさを知らないだけなんじゃない?」に相当する。

「私に迫らないでね!」的牽制目線。
これはカムアウトしたときに勘違いへテロ女子からこんな反応されることあるけれど、一緒でしょう。

「最初から浮気するって宣言するの?」
これは大いなる誤解。
私は浮気されたことはあっても、したことはありません。
相手がされて嫌だろうなあと思うことはしません。
遠い昔に、彼女がいる人をそうとは知らずに好きになり「二股でもいい?」と聞かれ、思わず「うん」と頷きそうになったが、きっとモノガミーであろう隠れて浮気をされることになる彼女さんの気持ちを思うと割り切れず、お断りしたという経験があります。

性愛の多様性やセクシュアルマイノリティーへの差別撤廃を、ヘテロ社会に向けて訴えたりしている人が、レズビアンコミュニティー内で、ノンモノガミーな人に対し無理解であったり、差別的であったりすることがある。

ロシア土産のマトローシュカ人形のように、さらなるマイノリティーへの非受容的態度が再生産されるのは皮肉な現実だ。

いちいちナイーブに反応してたらきりがない、そう分かっていても、徒に疲弊したくないもの。
これも、レズビアンコミュニティーから距離をおきたくなる理由の一つなのかな、と思い至った今日この頃・・・